日本語学習を必要とする海外にルーツを持つ子どもの数は、年々増加傾向にあります。
文部科学省が2022年3月に発表した「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)」によると、日本語指導が必要な児童生徒数は、58,353 人で3年前の同調査より 7,227 人増加(14.1%増)とのことです。そのうち、外国籍の児童生徒数は 47,627 人で前回調査より 6,872 人増加(16.9%増)、そして日本国籍の児童生徒数は 10,726 人で前回調査より 355
人増加(3.4%増)とされています。
この背景には外国人労働者の積極的な受け入れに伴い日本語を母語としない児童生徒が増えたことがあります。また、長年日本に住みながらも家庭内では日本語を使用しない場合、児童生徒は日本国籍でありながら日本語に困難を抱えるケースもあるようです。
このような状況を受け、2019年には日本語教育推進法も施行され、小中学校、特に早期の段階から日本語学習をサポートできるよう体制強化を進めています。しかしながら、児童生徒向けの日本語教材は提供の幅が狭く、教える側の教員配置も十分にできていないのが現状です。
実際に児童生徒向けの日本語教材に関するお問い合わせを多々頂き、この度アテインでは児童向けの日本語e-Learning教材を制作しました。